元フジテレビでフリーアナウンサーの笠井信輔(60)が、8日までにインスタグラムを更新。航空機の“ペット論争”について総括した。
東京・羽田空港で2日に発生した、乗客乗員379人が搭乗した日航機と海上保安庁の航空機が衝突、炎上した事故でペットを失った乗客から、自身のSNSに寄せられたコメントを4日に紹介し、持論を展開したことに対し「・ペットは家族か物か? ・航空機に貨物室に乗せるべき ・キャビンに一緒に乗せ、緊急時にも一緒に脱出できる方法はないのかどうか?…ペットをめぐるさまざまな視点で論争が巻き起こりました」と“ペット論争”が巻き起こっていると指摘した上で「たくさんのお叱りの言葉をいただきました」と現状を説明。そして、自らの発信を受けて、自身の見解をインスタグラムに投稿した石田ゆり子(54)が一部から批判されていることに触れ「申し訳なく思っています」とつづった。
笠井は4日にインスタグラムで、事故でペットを失った乗客から自身のSNSに寄せられたコメントを紹介した。「羽田空港、航空機接触事故は海上保安庁機の5人の隊員の命が失われました 一方、旅客機はわずかな怪我人を出しただけで済みました」と事故の概要を紹介。続けて「私はTVを見ながら『旅客機は全焼だったが犠牲者がなくて、全員脱出できてよかった』と話すと、妻が『全焼だったの? ペットは大丈夫だったのかしら? 貨物室のペットは?』そうか、その視点が欠けていました」と、妻の元テレビ東京アナウンサー茅原ますみ(59)の問いかけによって、乗客のペットの安否を初めて考えたと明かした。その上で「すると、私のSNSにコメントが寄せられたのです それがこちらです」と、日航機に搭乗していた乗客から寄せられたコメントを紹介した。
「わたしは、あの旅客機に乗っていました。あの事故で貨物室に乗っていた愛猫を失いました。あの炎の中で何度も叫びました。暗い貨物室で怖かったよね、苦しかったよね。ひとりで逝かせてごめんね。まだ実感が湧かず、涙が止まりません。こんな形で笠井さんにコメントしてすみません。私のような思いをもう誰もしませんようにと祈るばかりです」
笠井は「読みながら涙が出てきてしまいました 我が家にも、アーニャとベスという愛すべき娘たちがいます そうした家族を事故で失ってしまうんです」と、猫と生活する立場から悲痛な思いをつづった。そして「荷物1つ持って降りる事は許されないのが脱出です。命が大事ですから ただ、今回貨物室に一体いくつの命が積まれていたのでしょうか? 連れ出せないのは決まりです でも、その悲しみの深さは測りしれません 多くの人が想定していないお別れだと思います『犠牲者が出なくてよかったね』と言う私の感想は表層的でした どちらの航空機でも、犠牲者は出ていたと言う、その現実を私たちは受け止めなければいけないのです」と、日航機の乗客が救われたことのみに目を向けてはいけなかったと自省していた。
そうした4日の投稿を受けて、笠井は「ペットたちが貨物扱いになって焼死したことを皆さんはどう考えますか? と私のフォロワーの皆さんのお知恵を聞きたく、そして何か方策はないのかと、考えていただきたかったのです」「考える事はとても大切だと思ったし、愛猫を亡くされた方の悲しみが痛いほどわかったので、何か小さな命、家族となっている《我が子のような命を、【モノだから死んでも構わない】…ではない何かいいアイディアがないか?と思ったからでした」「3回書いたブログやInstagramの投稿を読み返していただくとわかると思うのですが私は、航空会社を批判しているわけでも、今すぐルールを変えなさい、と主張しているわけでもありません」と、一連の投稿を行った趣旨を説明した。
その上で「私が予想しなかったことが起きました ここまで皆さんに反論のお言葉をいただくとは思いませんでしたアレルギーを持っている人の命よりも、ペットの命の方が大切なのか…などと書かれた方もいましたが命を返していただいた身である私が、人の命を軽々に考えているはずがないことはきっとお判りになっていると思います」と、動物アレルギーに対し、配慮が足りないとの批判を受けたと説明した。笠井は「私は、ペットはもはや家族である時代だからこそ、人間と人間と暮らすペット、どちらも守れる方策はないか、何か良いアイディアは無いでしょうか? その気持ちだけでした ペットアレルギーの事には触れてはいるのですがそうした方々に、自分たちの事は全く考えられていないんだと言う誤解を与えてしまったことに関しては、本当に申し訳なく思っています(うちの息子も幼少のころ動物のアレルギーだった時期があり、入院経験もありましたので、アレルギーの大変さも理解しています)」と誤解を与えたことを謝罪した。
4日の投稿では「妻が『なぜ貨物室なの、エールフランスはペットを客室に載せることができるのよ。日本もそうする方がいい』」と、茅原から他国の航空機ではペットを客室に乗せることができる事案を紹介されたとつづった。笠井は「知りませんでした 調べると・犬猫のみ・8キロまで・規定の大きさのケージにいれてなど、さまざま条件はあるようですが、可能のようです!! 確かに、動物アレルギーの人嫌いな人もます だとしたら、始発便の最後列・数例のみ1人分の追加料金徴収など条件を定めて、日本でも試験的に始めてみては、どうでしょうか?」と日本の航空会社も、ペットの犬、猫を客室に乗せる施策を始めることを提案していた。
一方で4日のブログでは「『スターフライヤー』が【今月15日から国内全便ペット同乗可能にする】と昨年末、発表していたのです」とも指摘していた。ただ「私が発信した情報にコメント欄で、すばやく最新情報を与えてくださった皆さんありがとうございました その言葉を受けて、情報は更新させていただきました スターフライヤーに関しては、客室にペットを同乗させていただけるならば一緒に避難できるのかともと当初思っていました しかし、ご指摘があってスターフライヤーに確認したところ、『脱出時は、ペットは置いていく』こととわかり、ブログでも付け加えさせていただきました」と、スターフライヤーでも脱出時はペットは置いていくルールになっていると説明した。そして「1対1で議論し合うのではなく、みんなで話し合うことが大事であり、それを受けて、国や航空会社がどう考えるのか 何か良いアイディアがあるのか? そうなってくると良いなと思っています」と続けた。
石田への思いもつづった。「そして、もう一つ 石田ゆり子さんにも申し訳なく思っています 石田さんは、私と違って発信しようとしていませんでした 私のSNSに賛同してくださってコメントをくださっただけなのです 石田さん、ありがとうございます しかし、これがネットニュースになると 今度は、石田さんへの批判が多くなりました 石田さんはそれを受けて、自分のSNSを議論の場とされましたその勇気に敬意を表します」と、石田に感謝した。
笠井は「今回の件は、これからもみんなで考えていくべきことではないかと強く思っています どちらが正しいかではなく動物の頂点にいると思われる人間なのだから、どちらにとっても良い何か良いアイディアはないか? そんなふうに皆さんの話が進むと良いなと思っています 末筆になりますが、愛猫や愛犬を亡くされた方、家族を失い辛いと思います けれどこれをきっかけに世の中が、弱いペットへの目が変わるといいですよね 長文にお付き合いいただきありがとうございました 私も大変勉強になりました」と一連の件を総括した。



