ムロツヨシ(47)が18日、都内で映画「身代わり忠臣蔵」(2月9日公開、河合勇人監督)の完成披露舞台あいさつに登壇した。人生で大きな影響を受けたという柄本明(75)を前に恐縮しきりだった。
主演となるムロは、江戸一イヤミな殿の吉良上野介と三文芝居の怠けぼうず・孝証の二役を演じる。柄本は幕府のフィクサー柳沢吉保を演じる。
ムロとの共演を問われた柄本は「あんまり考えないんだよね。認知症とかじゃなくて。映画を見に行くのも好きなんだけど、忘れちゃうんですよ」とまさかの回答。ムロも苦笑を浮かべたが、柄本の存在は自身にとって、何にも替え難い大きな存在であったという。
映画のタイトルにかけて「身代わりでやってみたい役」という問いに、ムロは「ここで多くは言いませんけど、私が役者をやっているという所に大きく関わらせて頂いている柄本さんの役を身代わりとしてやってみたいなと思います」と回答。柄本の目を見ることが出来ず、体を背け「本当に初めてご本人の前で言っているので。今48歳。20歳の時にちょっとだけ、柄本さんの人生に少し関わっているんです」と打ち明けた。ムロの告白に、柄本は再び「おぼえてないんです」としたが、ムロは「それくらい人生が変わった。瑛太君はずっと聞かされているので知っているんですけど。初めて僕と柄本さんのシーンをやるときに、瑛太君が見に来ようとしたけど『これは政にすることじゃないからやめておきます』と言ったようで。江本さんという人間の身代わりをやってみたいなと言うときはあります」と尊敬の念を示した。
ムロは過去に劇団「東京乾電池」の研究生で、同劇団の座長の柄本に影響を受けたことをTV番組などで公表している。瑛太ともムロも20年ぶりの映画共演となった。
川口春奈(28)、林遣都(33)、柄本明(75)、森崎ウィン(33)、星田英利(52)、本多力(44)、野波麻帆(43)、橋本マナミ(39)、河合勇人監督(54)も登壇した。
今作は、嫌われ者の殿・吉良上野介(ムロ)が江戸城内で斬られてしまい、殿を失った吉良家も幕府の謀略によって、お家存亡の危機に陥る。一族の大ピンチを切り抜けるべく、上野介にそっくりな弟のぼうず・孝証(ムロ)が身代わりとなって幕府をダマす、前代未聞の身代わりミッション。



