お笑いコンビ爆笑問題・太田光(58)が24日、自身がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」(火曜深夜1時)に出演。一般女性への性的行為強要疑惑を報じられたダウンタウン松本人志(60)について言及した。
「週刊文春」は松本が後輩芸人にあてたとされる「女性セレクト指示書」の存在を明かし、松本のリクエストには航空会社のCAではJALやANAはOKだが、LCCはNGとしているという。
太田は番組開始早々、「LCCのCAさんはもっと怒っていいと思うよ。俺はそう思ってんだ」と切り出すと、相方の田中裕二は「もういいよ」と合いの手を入れた。それでも太田は「セレクト指示書? みたいなのが出たじゃん、文春で。あれが捏造(ねつぞう)だとしても、吉本の芸人さんがつくったとしても、LCCのCAは怒ってもいいと思う。どっちにしろ、CA(JAL ANA)、LCC NGって書いてあるんだよ。どっちがつくったのにしろ、失礼だよ。それを俺は言いたいんだよ」と一気にまくしたてた。
田中は「細かいところ…」とツッコミを入れるも、太田は「LCCにとってみたら、CAさんにしてみたら『何?』って話だよね。どっちにしろだよ、どっちがどうとか言ってるわけじゃない。どっちにしろ怒っていいと思うよ、LCCの人は。勝手に振られたみたいになってる。何にも言ってないのに。それは怒っていいと思う」と持論を展開した。
報道をめぐっては、8日に吉本が「さまざまな記事と対峙(たいじ)して、裁判に注力したい」という松本の意向を受けて、松本の活動休止を発表していた。今後の裁判について代理人は「記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」とした。
一方、文春側は同社サイトで「週刊文春」編集部のコメントを発表。「一連の記事には十分に自信を持っています。現在も新たな告発者の方々のお話をうかがい、慎重に裏付け取材をしております。提訴によって委縮することなく、今後も報じるべき事柄があれば、これまで通り報じてまいります」とした。