英王室のウィリアム皇太子(41)が、弟ヘンリー王子(39)の王室復帰の可能性に「信頼できない」と激怒しており、阻止するだろうと英ミラー紙が報じた。ヘンリー王子は今月6日、チャールズ国王ががんを公表したことを受けて弾丸で緊急帰国。30分の面会を果たし、約1年4カ月ぶりに父子で直接対話した。しかし、25時間の英国滞在中に確執が取り沙汰されるウィリアム皇太子と会うことはなかった。

2020年に英王室を離脱し、妻メーガン妃(42)と共に米カリフォルニア州に移住した王子だが、国王ががんを患ったことを受け、父親を支援するため一時的に王室復帰を希望していると伝えられている。王子は先日、滞在先のカナダで受けた米ABCテレビのインタビューで、「家族を愛している」「また会いに行くつもり」と話していた。

しかし、離脱後に受けたテレビ番組のインタビューや回顧録「スペア」、ネットフリックスのドキュメンタリー番組などで度々国王や自身、王室への批判を繰り返してきた王子夫妻に対し、「王室に戻ることが許される可能性はない」と皇太子は周囲に語っているという。皇太子に近い王室関係者は、がん治療を受けている国王に代わって必要に応じてより多くの公務を引き受けるだろうが、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻は「信用ならない」と考えていると話し、弟の戻る場所はないとの考えを示している。

何が話し合われたのかは秘密にされているが、皇太子は静養先のサンドリンガムで国王と2人きりで面談していたという。仮に王子との和解や復帰の可能性について話し合っていたとしても、「皇太子は復帰を絶対に許さないことは、絶対的かつ断固であるのは明らかだ」と関係者は述べている。皇太子の関心事は、父親の健康、家族、そして君主制にとって何が最善かだといい、そこにヘンリー王子が何かしらの形でで戻ってくる可能性はゼロパーセントだと述べている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)