映画「華麗なる一族」「八つ墓村」に出演し、舞台、テレビで数々の作品に出演した女優の山本陽子(やまもと・ようこ)さんが20日に亡くなった。81歳。関係者によると急死だったという。

高校卒業後、野村証券に入社。投資相談部勤務中に日活のプロデューサーの目にとまり1963年(昭38)に映画界入り。71年に森光子の「放浪記」で初舞台を踏んだ。映画「華麗なる一族」「八つ墓村」やドラマ「黒革の手帖」など多数の映画やドラマに出演。和服姿が似合い「山本海苔店」のCMを40年以上にわたって務めた。

山本さんは、老舗のり販売「山本海苔店」(東京・日本橋)と1967年(昭42)から専属契約を結びイメージモデルを務めてきた。2009年(平21)11月、42年間務めた山本さん(当時67歳)は「専属モデル契約年数世界最長」としてギネス記録に認定された。

山本さんの前任の専属モデルは山本直純氏、山本富士子を起用したが、同社は「きれいなだけでなく、さっぱりしたところもあって商品イメージにぴったり」とまだ新人だった山本を抜てき。以来、テレビCMやポスターに登場した。

日本橋の同店では歴代のポスターなどを展示中で、山本さんは「ギネスなんてびっくりしています。42年はあっという間ですが、先日、展示を見たんですが、歴史を感じました。山本海苔の看板を背負うわけですから、そのイメージを大事にしてきました。まだまだ記録を更新したいですね」と話していた。