22年の東宝シンデレラオーディションのファイナリスト、平野莉亜菜(りあな=12)が「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)」(3月1日公開)で芸能界デビューする。芝居、歌と全編にわたって活躍している。デビューへの気持ち、海外で活躍したい夢を聞かせてくれた。

平野は、音楽をエネルギーの源にするムシーカ人ミッカを演じた。故郷の惑星が失われてしまったことで地球にやってきたミッカは、序盤からクライマックスまで、物語を引っ張っている。出ずっぱりの大活躍だ。

公開を前に、平野は「ワクワクとドキドキがすごいです。自分の声を聞いてもらえるのがとてもうれしいです」と語る。姉、弟とはそれぞれ3歳違い。きょうだいにとってもなじみのあるドラえもん。平野は「弟は信じられないくらいびっくりしてました」と笑った。

そのままの自分で、と言われアフレコに臨んだが、「少し幼さを出してほしい」という要望には、声を高くするなど工夫したという。泣くシーンなど難しい場面もあったが、ドラえもん役の水田わさび、のび太役の大原めぐみがアドバイスをくれた。「声だけじゃなく体全体を使うことを教えてくださいました。すごいプロの方にアドバイスをもらってうれしかったです」と振り返った。

小学3年の時、発表会で歌を披露し、芸能界を目指す気持ちが芽生えた。「1人で英語の歌を歌ったのですが、いい経験になりました。できた! という気持ちになったのを覚えています」。

オーディションには自分から応募したという。「アナと雪の女王」「アニー」など、ミュージカルナンバーを歌うことも大好きだったそうで「芸能界の道でチャレンジしてみたいと思いました」と言う。

あこがれの女優に、事務所の先輩である上白石萌音、ハリウッドで活躍するアン・ハサウェイを挙げる。「舞台と映画、映像どっちも出られる女優さんになりたいです。萌音さんは『舞妓はレディ』が大好きですし、アン・ハサウェイさんは『プリティ・プリンセス』(のシリーズ)が好きです。歌も演技もできる女優さんになりたいです」と目を輝かせる。

莉亜菜は本名。海外でも親しまれるようにと、母が付けてくれた。幼いころから英語に親しみ、英語の授業を大事にする学校に通っているという。「英語は大好きです。ハリウッドの映画に出てみたいです」という言葉も自然に出てくる。

芸能界で1歩を踏み出し、自分で気付いたことがあるという。「挑戦したいという気持ちが強いんだと分かりました。挑戦したい気持ちはあるとは思っていましたが、そんなに強い方じゃないと思っていました。もっと頑張りたいです」と初々しく語った。

 

◆平野莉亜菜(ひらの・りあな)2011年(平23)5月8日、静岡県生まれ。22年の「第9回東宝シンデレラオーディション」ファイナリスト。特技は英語、バレエ、歌。英語検定2級。154センチ。