タレントのあの(年齢非公表)と幾田りら(23)が26日、都内で、自身が初声優を務めるアニメ映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」前章(3月22日公開)の完成披露試写会舞台あいさつに登壇した。

同作(通称・デデデデ)は浅野いにお氏が原作の同名コミック。突如、宇宙から襲来した母艦が空に覆いかぶさる東京で青春を謳歌(おうか)する女子高生の小山門出と“おんたん”こと中川鳳蘭。門出をYOASOBIボーカルikuraとしても活躍する幾田が、おんたんをあのが演じる。

共演した23年NHK紅白歌合戦に続いて、あのと幾田が2ショットで登壇。原作者の浅野氏は、同作にも登場するキャラクター「イソベやん」に扮(ふん)して登場した。

声優初挑戦となるあのは、オーディションで役を射止めた。あのは声優業について「声に特徴あると言われることもあって、何となく興味あるという感じで」と明かし、役について「声の使い分けとか意識したんですけど、テンションがめっちゃ高いキャラクターでもあるので、ただうるさいだけにならないように抑揚とか発声を意識しました」と工夫を明かした。浅野氏は「(オーディションで)あのちゃんのテストしてもらったときに、現場の雰囲気が一変する感じがあったので、僕の中では確定だった」と回顧した。

幾田は「竜とそばかすの姫」(22年)で初めて声優をつとめ、今作で2度目にして、初の主演アニメ声優をつとめる。「オファー頂いて、私の声がぴったりだと言ってくださって、緊張感と責任感もあったんですけど、言葉を信じてやろうと思いました」と制作期間を振り返った。

オーディションは2年半ほど前から開始。2人が今のように大ブレイクする前に行われた。あのと幾田という、紅白出場歌手がそろって声優を務めるという組み合わせ。浅野氏は「この組み合わせ以上のものはない。『原作者がどうしても懇願してます』という申し添えを付けて快諾して頂いたという形になっています。配役が決まったときは、あのちゃんは有名になっていたけど、ここまで有名になると思っていなかった。幾田さんも決まった後に、『YOASOBI』の曲があんなに有名になって。音楽業界の人にどうやったらこんなキャスティングができるのと言われるみたい。これはもう巡り合いです」と縁に感謝。浅野氏もたびたび収録に立ち会い「2人とも勘所がすごく良い。ある程度準備してきてくれるので、非常に素晴らしい演技をしてくれました」と絶賛した。

後章は4月19日公開。主題歌は前章をあのが、後章を幾田が担当する。