進境著しい歌舞伎俳優、中村壱太郎(33)尾上右近(31)中村隼人(30)が競演する「三月花形歌舞伎」が2日、京都南座で開幕した。

本公演の前には「乍憚(はばかりながら)手引き口上」と題して、解説役に右近が扮装(ふんそう)で登場。「かくもにぎにぎしく、ご来場たまわりまして誠にありがとうございます」とあいさつした。

「私はこの平成世代の三月花形歌舞伎の初回から、出演させていただいております。初めて古典の作品の主役を勤めさせていただいたのが、この三月花形歌舞伎でございました」

思い出を振り返り「毎日高校球児のような思いで勤めた、大変思い入れのある公演でございます」と思い入れの強さを明かした。

今公演は壱太郎、右近、隼人が出演。「松プログラム」では近松門左衛門の名作「河庄」を、「桜プログラム」では「女殺油地獄」、舞踊劇「将門」と、歌舞伎の醍醐味(だいごみ)を凝縮した3演目を上演。プログラムごとに、演目や演出替えがあり、3人がそれぞれの演目で初役に臨んでいる。

公演は24日まで。