22年5月に体調不良を訴え、同7月から休養と療養を続けてきた、ロックバンド・サカナクションのボーカル&ギタリストの山口一郎(43)が3日、インスタグラムを更新。「先月末から新しい治療を始めてみた」と明かした。

山口はリハビリを続ける中、23年5月に体調が好転して歌唱や作曲を始めていることも報告し、今年1月14日にステージに復帰。今月から、2年ぶりとなる全国アリーナツアーを開催することも発表していた。その中で「夜は調子が良いのだが、あまりにも朝から夕方にかけて体調が悪く、ツアーを控えている4月、ただじっとりと回復を待っている事に耐えられず、その決断を下した」と、体調の悪化で新治療を取り入れたと明かした。

ただ「その治療の反動なのか何なのか、ここ何日か強烈な怠さ、眠さが続いていて、いよいよメンタル的にも後ろ向きな判断を繰り返す悪循環に陥っている」と苦しい状況を説明。「この病気は『揺り戻し』がある事はこの二年間の闘病生活で実感しているが、良い加減、うんざりだ。はっきり言ってしんどい」と訴えた。その上で「でもこれが今の新しい自分だ。それを受け入れてミュージシャンとして生きると決めたから、落ちたり上がったりするこのシーソーのような日常を、警戒した猫ように目を逸らさず見定めることにする」と決意を新たにした。

山口は、22年5月18日にツイッター(現X)で「病院行ったら帯状疱疹(ほうしん)だった」と報告。同6月1日には「ここ数週間で、皮膚科行って、整形外科行って、耳鼻科行って、ペインクリニック行って、昨日、肛門科行きました痔です。でももう元気です」新たに痔(じ)であることが判明したと報告した。

その後、同7月1日に体調不良のため一定期間休養することを発表。同5月から極度の倦怠(けんたい)感、疲労状態などの不調が続いていたと説明し、併せて予定していたツアーの延期も発表。ツイッターで「ツアーを楽しみにしてくれていた皆様、ごめんなさい。ここ最近、ずっと心と身体が不調気味だったのですが、何とか踏ん張ろうと試行錯誤してきました。ですがドクターストップがかかってしまい、少しだけお休みを頂く事にしました。コロナ禍で頑張りすぎたのか燃え尽き症候群だったみたい」などとつづっていた。

同30日には「回復に向かっているものの、身体的な負担の強いライブパフォーマンスを行うにはもう少し時間がかかる見込みです」とし、全国ツアーをすべてキャンセルすると発表していた。

23年5月8日にはインスタグラムを更新し、バンドの16周年を報告するとともに、体調が好転し作曲を始めていることを明らかにした。「皆様の応援のおかげで、サカナクション は16年目を迎える事ができました。僕の体調も少しずつですが良くなりつつあり、今は作曲も始めています。順調です」と報告。「早くライブがしたい。新しい歌を届けたい。その気持ちだけで今を生きています。16年目も僕達、私達サカナクションを宜しくお願い致します」と、今後へ強い意欲を見せた。

ただ、3月3日にはXに「改めて、病気になる前の自分には戻れないと実感した一日だった。新しくならなきゃ」と病気への複雑な心情をつづっていた。