歌手氷川きよし(46)が17日、約1年8カ月ぶりに歌手復帰したコンサートを都内で開催し、約6500人のファンに「氷川きよし、ここにあり」を存分に印象づけました。
スタート直後は本人もファンもちょっと固い感じ。ファン心理を推測すると「何を歌うのだろう」「何を話すのかな」のドキドキ感と緊張感で見えない糸がピンと張り詰めたイメージ。少~し様子見、でしょうか。
会場が和んだ空気になってきたのは、中盤になってファンに耳なじみのある演歌を歌ったころです。「きよしのズンドコ節」「箱根八里の半次郎」では久々に「きよしぃ~」コールが響き渡りました。
後半に入ると、友人で音楽ユニットTM NETWORK木根尚登(66)が登場。木根は氷川が歌う演歌がいかに素晴らしいかをとうとうと語り、ポップスやロックなど何でも歌える氷川の強みにも触れました。その言葉にファンは共感し、安心をしたのだと思います。会場の雰囲気がガラッと変わりました。
氷川自身も巨大スクリーンで思いをつづった文書を発表しました。デビューから休養までの23年間走り続けた「氷川きよし」と新しい呼び名の「KIINA」。どちらも「すべて自分」だとして、今後の活動について「KIYOSHI HIKAWA+KIINAの歌のパワーでファンの皆さまを幸せにしたい」。
現在、トップスターとして活躍をしているタレントの中にも、過去に一時休養をした人がいます。中には死亡説まで飛び出してメディアをにぎわせた人も…。休むことで迷いを振り切り、パワーアップした姿を見せてくれれば本人にとってもファンにとってもモアベター(映画評論家・小森のおばちゃま風に言えば)です。
氷川の最後の言葉は「皆さん、最高です! この日を忘れません」でした。長い間、待っていたファンもこの日を忘れないでしょう。25周年を飾る最高のスタートでした。【松本久】



