「秀山祭九月大歌舞伎」が2日、東京・歌舞伎座で初日を迎え、「菅原伝授手習鑑」が通し上演された。物語の発端から大部分を見せる通し上演は、歌舞伎座では10年ぶり。A、Bプロ2つの配役で、Aプロで幕を開けた。
昼の部「筆法伝授」「道明寺」では、片岡仁左衛門が菅丞相(菅原道真)を演じた。30年間にわたって大事につとめてきた役で「台本を読み込んで、気持ちになりきるしかない」と臨んだ。少ないせりふや動きの中にも、菅丞相の葛藤、器の大きさ、人間を超えたような神々しさが表現され、観客からは大きな拍手が送られた。
「菅原伝授手習鑑」は、菅丞相の悲劇を軸に、兄弟や親子の情愛、別れなどが描かれている。
昼の部はほか「加茂堤」、夜の部は「車引」「賀の祝」「寺子屋」。24日まで。



