奥田民生(60)と吉川晃司(60)のユニット「Ooochie Koochie」(オーチーコーチー)が12日、東京・日本武道館で、全国ツアー最終公演を開催した。ともに広島県出身の同郷同学年コンビ。故郷への熱い思いを“ロックの殿堂”に響かせた。

2人が登場すると、9000人の大歓声が武道館を揺らした。何度も同所に立ってきた2人だが、同ユニットとしては初。「Ooochie Koochieへようこそ!」とあいさつし、奥田は「最終日急に気合入れるのもなんだから」とにやり。吉川はボケながらどんどん近づく奥田に「近寄るな~」とツッコみつつ、冒頭から広島弁を交えた和やかなやりとりで沸かせた。

全編広島弁の歌詞である「ショーラー」、広島東洋カープ公認の応援歌「OK」、サンフレッチェ広島F.Cへの想いが込められた「Three Arrows」など故郷への愛が詰まったナンバーを次々と披露。ユニコーンの「Maybe Blue」や吉川のソロ曲「LA VIE EN ROSE」などもともにパフォーマンスし、豪華ステージで魅了した。

ともに1965年(昭40)生まれで広島県出身。学生時代から互いを知っており長年の付き合いである2人が、ここ数年の音楽フェスなどで親交を深め、酒を酌み交わしながら「一緒に何か面白いことをやろう」と話したことで同ユニットが実現。故郷広島県への恩返しを掲げ、今年2月に結成を発表した。

吉川は「40年も歌ってるのにカメラ入ると力む力む。やべえと思ってこっち(奥田)見たら、力入っとるやんけ!」と苦笑いしつつ「こういう緊張をいただけるのもうれしいこと。還暦で新人です」。奥田はストライプの衣装の吉川に「まさか阪神ファン? 縦縞」と笑いを誘った。

6月リリースの初アルバム「Ooochie Koochie」を引っさげ、全国7カ所を回ってきた。同所では11日から2日間で計1万8000人を動員。大みそかには広島グリーンアリーナで同ツアー追加公演を行う。

アンコールで奥田は「還暦ということで面白いコンビができましたよ。まあ(今後も)なんかあったらね」。吉川も「Ooochie Koochieでも東京ドームくらい…」と話し、客席の大歓声を受けた。

奥田は吉川に「街で見かけたらコーチーって呼ぶよ。皆さんも60歳になったらその辺のやつとコンビでも組んでください」とにやり。その後は「さすらい」と「Juicy Jungle」で締めくくり、2人は「ありがとう!」と笑顔でステージを去った。【玉利朱音】