ピンクを基調とした特徴的なビジュアルと、「しなこ」や自身も所属する「竹下☆ぱらだいす」らのプロデューサーとして若者に大人気の、あぃりDX(28)には“プロレスラーの魂”も宿っている。
新たに手がける5~10歳の子ども対象オーディション番組「Amazing Kids Audition」のABEMAでの放送開始を前にインタビューを行った。父親は全日本女子プロレスなどのリングアナウンサーで、13年に胃がんで他界した今井良晴さん。今井さんは13年の大日本プロレスの楽曲「デスかも体操」の作詞作曲を務めており、あぃりDXが振付を担当。さらにあぃりDXは女子プロレス団体「SEAdLINNNG」(シードリング)の宣伝部長も担うなど競技と縁は深い。
父親のプロレス雑誌連載などにも度々登場しており、「幼稚園の頃から金網デスマッチとか見ていました。今でも消化しきれない気持ちになった時とかにプロレスの映像を見て元気もらっていますし、たまに会場に見に行くこともあります。何度負けても立ち上がる姿とか、負けん気の部分とか、影響はめちゃくちゃ受けていると思いますね」と明かしていた。
今回のオーディションタイトルについても「昔、(米国の)アメージング・コングっていう選手がいて。そこからつけています」と思わぬエピソードも明かした。「私が初めて覚えた英単語がアメージングだったんですよね。これ今、初めて言いましたよ(笑い)」。
オーディション課題曲にもプロレスの要素が入っているといい「入場曲とかよく聞いていましたからね。ヒーローっぽい曲調が好きなんですよね」と笑った。よく考えると、ピンクの派手な見た目もレスラーを意識してのものなのか…。「たまにレスラーだと勘違いされます」と笑いつつ「私はやらないですからね。リングには上がらないですよ」とキッパリ否定していた。
父からは生前最後の手紙で「全部が平均的にできても仕方ない。好きなことを極める気持ちでやりなさい」と言葉をもらい、今でも活動の軸としている。他界したのは高校生の頃だったため今の活躍は見せられていないが「ステージに立つ前に『見ていてよ』と思いながらいつもやっています。父も曲を作っていましたし、どう思うんだろうなと気になってはいますね」と心境を明かす場面も。今回は世界で愛されるグループを目指して立ち上げる一大プロジェクト。選ばれた子どもはすでに来年1月3日に東京・代々木第一体育館のステージでのデビューも決定するなど力は入っている。
あぃりDXは「もちろん“闘魂注入”してますよ」と笑い「選ばれた子の魅力を最大限引き出すのが私の仕事です。私ももっと『好き』を突き詰めて学び続けたいですし、経験を積んで出せるものを増やしていきたいです。そしてそれをキッズたちにも渡していきたい」と意気込んでいた。【松尾幸之介】
◆あぃりDX(あぃりでらっくす)1997年(平9)10月5日、東京都生まれ。5歳からダンスに励む。看護師勤務経験があり、コロナ禍にSNSに投稿した看護学生あるある動画が流行。22年には「10代女子が好きなTikTokerランキング」1位になるなど名を広める。プロデューサーとして「竹下☆ぱらだいす」や「しなこ」の楽曲作詞や振り付け、ライブ制作などを行い、手がけたミュージックビデオは全て100万回再生超え。25年6月には結婚も発表。現在、「竹下☆ぱらだいす」や「しなこ」「リアルピース」が出演する全国ツアー中でもあり、今回の結成グループはその千秋楽公演でデビュー予定。



