宝塚歌劇の雪組ミュージカル「ボー・ブランメル~美しすぎた男~」新人公演が27日、兵庫・宝塚大劇場で上演され、入団3年目109期生の律希奏(りつき・そう)が初センターに立った。109期生男役として初主演となる。相手役ヒロインは華純沙那(かすみ・さな)が務めた。
同作は作・演出が生田大和氏、作曲がフランク・ワイルドホーン氏。律希は“ダンディズムの祖”といわれるジョージ・ブランメルを演じた。社交界を上り詰めた男の野心と反骨心、権威に対する批判、ダンディズムの祖といわれる衣装の着こなし、そして、華純演じるハリエットとの道ならぬ恋で破滅していくさまを堂々と演じた。
終演後のカーテンコールでは「支えてくださったすべすべての皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです」。
公演で「新たな壁を発見した」といい、「壁の越え方はいろいろあると思う。登るのか打ち破るのか、違う越え方を見つけるのか考えて頑張ります。東京、そして、明後日からの本公演に生かして努力を続けてまいりたい」とあいさつした。
初の新人公演センターで見た景色については「最初が暗い場面から光が当たるのでまぶしさを感じた」。客席と舞台の間にある銀橋からの客席降りで、「お客さまに近づくことでエネルギーをもらい、すごく大きなものだと感じた」と振り返った。
本役の雪組トップ朝美絢からは「何がどうなっても大丈夫だから楽しんで」とアドバイスをもらったといい、「心が動いていないとお客さまには伝わらない。今回は動けた部分と、そうではなくてちょっと違う自分もいてしまった部分も感じているので、朝美さんに『心から楽しんで』と言っていただいて、本当にその通りだなってしみじみ感じております」と話した。
一方、華純は今作をもって退団する本役のトップ娘役夢白あやについて、「夢白さんが今まで培ってこられた美学が詰まったお役なので、たくさんのことを今日まで学ばせていただいたんですけど、今日の本番前に『この劇場で演じられることを楽しんで』と言っていただいて、その言葉がとても背中を押してくれました」と感謝した。
東京宝塚劇場は26年1月29日に予定されている。



