松竹は4日、26年2月に東京・歌舞伎座で行われる「猿若祭二月大歌舞伎」の演目と配役を発表した。

「猿若祭」は中村屋ゆかりの興行で、18代目中村勘三郎さんに見いだされた中村鶴松(30)が初代中村舞鶴を襲名する。襲名披露狂言(演目)は「雨乞狐」。勘三郎さんから、長男勘九郎に引き継がれた舞踊で、鶴松も今年9月に自主公演で挑戦している。

体力が非常に要求される舞踊で、勘九郎は06年の同演目出演中に膝の靱帯(じんたい)を切ってしまったことがある。鶴松は自主公演で同演目に挑む際、「『雨乞狐』は勘三郎さんと勘九郎の兄しかやっていない。勘九郎の兄はもうやらないと言っているので、次やるのは(勘九郎の息子たちの)勘太郎君くんか、長三郎君なので、それまではやり続けたい」と、中村屋ゆかりの演目を守っていきたい気持ちを語っていた。

昼夜ともに古典の人気作をそろえ、中村屋からは勘九郎、七之助、勘太郎らが出演。また片岡仁左衛門、中村鴈治郎、中村福助、中村芝翫、尾上松緑、8代目尾上菊五郎と、豪華な出演者が発表された。