元経産省官僚で慶大大学院教授の岸博幸氏が20日、テレビ朝日系「ワイド!スクランブル サタデー」(土曜午前11時30分)に出演。「年収の壁」引き上げについてコメントした。
自民と国民民主は、所得税がかかる「年収の壁」を160万円から178万円に引き上げることで合意した。岸氏は「基本的には評価していいと思うけれど、実は私は元々、国民民主党が主張していたオリジナルの年収の壁引き上げは反対だった」と説明。「元々の案だと高額所得者ほど減税額が大きくなっちゃうからダメなわけです。今回自民党と調整しまして、自民党が頑張って高額所得者は外れた」とした上で、「問題は、現段階でも年収600万円台という中所得層の方が、物価高で一番苦しい思いをしている低所得層に比べると減税額が大きい。やっぱりおかしいじゃん」と不満を訴えた。
また「一番物価高で大変な思いをしている低所得層に手厚くするのが本来じゃないのかな」と疑問を投げかけた。
政府の生活支援策について「現状で電気・ガス代(の支援)、公立小学校の給食無償化とかあるんですけど、必要に応じてさらなるしっかり支援をやっていただきたい」と期待した。



