漫才日本一を決める「M-1グランプリ2025」決勝が21日、テレビ朝日系で全国生放送された。5年連続決勝戦進出の真空ジェシカが1点差で最終決戦進出を逃した。

真空ジェシカは5番手登場。つかみで、川北茂澄がいきなり「足コキ元気教室です」と切り出し、奇襲を仕かけた。相方のガクが慌てて「バカが。THE Wの時の後藤(輝基)さんの言い間違え」とツッコミを入れた。その後は2人はペーパードライバーの漫才を披露。ガクは「車椅子テニスの選手が2回連続で車ネタに引いた?」などのツカミも加えた。

パリ・パラリンピック車椅子テニス金メダリストの小田凱人が出場順を決める「笑神籤(えみくじ)」のプレゼンターで登場。4番手のくじを引いたエバースが「ルンバ車」の漫才を披露していたことを受けての対応だった。

決勝後、TVerで生配信された「M-1打ち上げby-196~どかーんと一発打ち上げようよ!~」でガクは自身の漫才に言及。MCのマヂカルラブリー野田クリスタルから「あれはどうだった? 車かぶりのネタ」と聞かれ、ガクは「言わなくてよかったな…ていう。気にはなるかなと。ちょっと触れないと気にはなるかなって」と意図を説明し、表情を曇らせた。川北茂澄も「つかみが多すぎた。ネタ始まる前にタイマーを見たら、30秒とかなっていたから」と語っていた。

結果的に漫才の長さが1点差を生んでしまった。真空ジェシカはツカミ部分を手厚くし、844点。最終的に845点をたたき出したドンデコルテに追い抜かれる形となった。

漫才の尺は全出場コンビ最長となる4分57秒(日刊スポーツ調べ)だった。大会側は4分間の漫才と規定している。審査員の博多華丸・大吉の博多大吉は95点をつけた上で「ネタ時間が人よりちょっと長めだったんで、もうちょっとドンといけば点数つけられた」と講評。結果、漫才の尺がもう少し短ければ加点が望めていた。大吉は審査する際、ストップウオッチを持参して審査していると、自身のポッドキャスト番組で明かしている。

◆真空ジェシカ ガクは1990年(平2)12月3日、神奈川県生まれ。川北茂澄(かわきた・しげと)は1989年(平元)5月23日、埼玉県生まれ。青学大、慶大時代の11年結成。M-1には21年から5年連続決勝進出。プロダクション人力舎所属。

◆全出場コンビの漫才の尺(日刊スポーツ調べ。マイク前に立って発声した瞬間から計測)※登場順

▽ファーストラウンド

(1)ヤーレンズ 4分34秒

(2)めぞん 4分33秒

(3)カナメストーン 4分33秒

(4)エバース 4分34秒

(5)真空ジェシカ 4分57秒

(6)ヨネダ2000 4分47秒

(7)たくろう 4分21秒

(8)ドンデコルテ 4分7秒

(9)豪快キャプテン 4分7秒

(10)ママタルト 4分1秒

▽最終決戦

(1)ドンデコルテ 4分44秒

(2)エバース 4分21秒

(3)たくろう 4分17秒

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