織田裕二(58)が9日、都内で行われた、WOWOWとLeminoの主演ドラマ「北方謙三 水滸伝」(15日に放送・配信スタート、日曜午後10時。全7話)ジャパンプレミアで、若松節朗監督(76)から共演の反町隆史(52)との“不仲説”が飛び出し、苦笑いした。亀梨和也(39)らが“火消し”に追われる中、反町が自ら「プライベート、仲良くしていますんで」と口にして、笑いながら収拾した。
織田は劇中で、法に背いても正義を貫き、腐敗した国家権力に立ち向かう梁山泊(りょうざんぱく)を率いる頭領の宋江を演じた。トークの中で、もう1人の頭領・晁蓋を演じた反町のことを「ものすごく大胆な芝居を、突然してくるんですね。凍り付き…それが面白い」と評した。すると、若松監督が「あまり、仲良くないんじゃないですかね? 2人のカリスマ」と唐突に口走り、会場をどよめかせた。
すると、建国の英雄、楊業の末裔(まつえい)の武人・楊志役の満島真之介(36)が「先輩たち、訂正して!!」と織田と反町に呼びかけた。やり使いの武の化身・林冲を演じた亀梨が「プライベートで釣り、ゴルフに行くと聞いています。監督のは誤報ですので!」と助け舟を入れた。
「北方謙三 水滸伝」は、北方謙三氏(78)の原作を、約8カ月間をかけて日本全国17都府県、50カ所以上のロケ地をめぐり、地球半周分以上の総移動距離約2万5000キロに及んだ撮影の末、完成。若松監督は「織田君が大嫌いな夏…いろいろな気候の中、乗り越えた」と再び、織田の“ネタ”を暴露? した。それを受けて、織田は「今、監督、言いましたけど、夏は人が外で仕事する暑さじゃないです。法律で禁じない方が良い」と言い、笑った。さらに、撮影を振り返り「(通常、撮影では)2つのシーズンくらい、重なる。(『北方謙三 水滸伝』の撮影は)夏前に終わるはずが、終わらない」と口にした上で、終わらない理由を明かした。
織田 釣りざお1つで「このために、京都の職人に頼みました」って…。釣り人だから分かるんです。釣りざおは1点もので、ちょっと折れたら終わり…それを山まで持って来る。何ていうチームなんだと。僕らは、ある意味、楽…。本物を使わせてもらえるほど、楽なことはないんです。
すると、反町も「プライベートで釣りをしているんですけど…何でもないシーンなんですよ。でもプライベートで親しんでやっているのが、良い雰囲気に見える」と、織田と演じた釣りのシーンに、プライベートでの2人がにじんでいると示唆。「やっている者だ、というのが分かる」と笑みを浮かべた。
この日は、孤高の師・王進を演じた佐藤浩市(65)も登壇。さらに、梁山泊が立ち向かう腐敗した国家権力側で、情報収集や秘密工作を担い、あらゆる手段で反体制の芽を摘み取るスパイ機関「青蓮寺」の反乱対策を担う幹部・李富を演じた玉山鉄二(45)、宋江に仕える間者(スパイ)馬桂を演じる松雪泰子(53)、楊志の伴侶、済仁美役の波瑠(34)らも登壇。
◆「北方謙三 水滸伝」 累計発行部数1160万部を記録する「大水滸伝」シリーズの1つ「水滸伝」全19巻を完全映像化。腐敗がはびこる乱世に、正義を信じるひとりの下級役人が立ち上がった。その名は宋江(織田裕二)。彼が記した“世直し”の書「替天行道」は、時代に抗う者たちの心を震わせる。裏社会に生きる者、軍を追われた者、すべてを捨てた者たちが、旗のもとに集結。戦う理由は違えど、志はひとつ。信じる者のため、旗のもとに集結した108人が、国家という巨大な敵に挑む、理不尽な時代を変えようとする者たちの、命を懸けた反逆の物語。



