NHKは9日、2028年の大河ドラマの制作・主演発表会見を行い、大河初出演となる山﨑賢人(31)主演でタイトルが「ジョン万」と発表した。
幕末から明治にかけて通訳、翻訳家として活動したジョン万次郎を題材とした第67作目となる。山﨑は「ジョン万次郎さんのことを知れば知るほど魅力的な人」と題材について語ると「オファーをいただいたのは半年以上前。最初にマネジャーに聞いたんですけど、ビックリしました。本当に、大河ドラマという歴史ある、格式ある、撮影期間も長い、1人の人と向き合える作品ということで光栄です。それ以上に、ジョン万次郎さんが魅力的で『演じてみたい』と、思いました。『やるぞ』という気持ちになり、非常に、ワクワクしてます」と意欲を語った。
オリジナル脚本で、NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」(07年)「カムカムエヴリバディ」(21年)、NHK大河ドラマ「平清盛」(12年)の脚本を務めた藤本有紀氏が手がける。
ジョン万次郎(本名・中浜万次郎)は、幕末から明治にかけて活動した英語通訳、翻訳家。1827年1月1日に土佐(高知県)中浜で貧しい漁師の次男として生まれた。9歳で父を亡くし、幼い頃から稼ぎに出る中、14歳で漁に出た際に漂流。143日後に米捕鯨船「ジョン・ハウランド号」に救われた。本人の希望でそのままアメリカに渡り、船名にちなんで「ジョン・マン(万)」の名が付けられた。船長の養子となり、マサチューセッツ州の学校で、英語・数学・測量・航海術・造船技術などを学び、首席になるほど勉学に励んだ。
卒業後は数年、捕鯨船の乗組員を務めながら西洋の技術と文化を学び、ゴールドラッシュの起こっていたカリフォルニアを経由して、1851年に帰国。米国の情報を欲していた幕府に重用され、1860年(万延元)には、日米修好通商条約の批准書を交換するための遣米使節団の1人として、勝海舟らと咸臨丸に乗船した。明治維新後は、明治政府より開成学校(現東京大学)の英語教授に任命された。1898年(明31)71歳で死去した。
来年2027年の大河ドラマは、松坂桃李が主演の「逆賊の幕臣」を放送する。主人公は日本初の遣米使節として海を渡り、新しい国のかたちをデザインしたとされる「江戸幕府の天才」幕臣・小栗忠順(おぐりただまさ)の生涯を描く。
◆山﨑賢人(やまざき・けんと)1994年(平6)9月7日生まれ。東京都出身。2010年俳優デビュー。翌年「管制塔」で映画初主演。15年にはNHK連続テレビ小説「まれ」や「デスノート」など話題のテレビドラマに出演、映画「ヒロイン失格」「orange―オレンジ―」で日本アカデミー賞新人賞授賞。主な出演映画は「オオカミ少女と黒王子」「四月は君の嘘」「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第一章」「羊と鋼の森」「ヲタクに恋は難しい」「陰陽師0」「キングダム」シリーズ、「ゴールデンカムイ」シリーズなど。



