9日に86歳で亡くなった女優中村玉緒(なかむら・たまお)さん(本名奥村玉緒=おくむら・たまお)の告別式が17日、都内斎場で営まれた。式には明石家さんま、舘ひろし、松平健、山川豊、梅沢富美男、浅田美代子らが参列。弔辞は松平が読み上げた。

玉緒さんのおいにあたる、俳優の若山騎一郎が取材に応じ「とうとう親族は、僕1人になりました。さみしくなりました」と、表情を曇らせて話した。「おばちゃんの顔を見たら、とってもかわいらしくて…。(前夜の)通夜も、一番最後まで、おばちゃんの顔を見て、やっぱり、かわいらしかったです」と、絞り出した。

騎一郎の父の若山富三郎さんは、玉緒さんの夫、勝新太郎さんの兄という間柄。最後に会ったのは昨年秋だったといい、騎一郎が夫人を伴って病室をたずねて対面が実現した。玉緒さんからは「来てくれたん、ありがとう! 涙が出そう」と、歓迎されたという。その病室は「壁一面、勝と家族の写真があって『おばちゃん、本当に幸せなんだな』と思って。おばちゃんは、本当に勝を愛してるんだな。勝おじちゃんに対しての無償の愛というか、偉大なる愛を成就できたんだなと思った」と、当時の様子を明かした。

思い出す玉緒さんの言葉は「若山富三郎の子、若山騎一郎と呼ばれたらアカンで。私も勝新太郎の妻、中村玉緒ではアカンの。いつかあなたが単体の名前で呼ばれなさい。若山騎一郎の父は若山富三郎と」だといい、最後までさみしそうな表情のままだった。