俳優の山本耕一さんが今年1月29日に肺がんのため亡くなったことが6日、分かった。90歳だった。妻は04年に66歳で亡くなった女優の小林千登勢さん。
山本さんは1935年(昭10)3月2日生まれ、東京都出身。早大文学部卒業後、劇団俳優座に第8期生として入団した。俳優座卒業後は劇団新人会に所属し、1960年に舞台「ドン・カルロス」でデビュー。舞台を中心に映画やテレビドラマなどで活躍。TBS系ドラマ「キイハンター」や、NHK大河ドラマにも「竜馬がゆく」「徳川家康」などに出演した。
また、1980年代に放送されたテレビ朝日系午後の情報番組「アフタヌーンショー」ではリポーターを務め、司会の川崎敬三さん(15年に82歳で死去)との「そうなんですよ、川崎さん」の名セリフが有名に。漫才コンビ「ザ・ぼんち」が、ものまねのネタとしたことでも流行した。15年8月にNHKの番組出演時には娘の麻利央さんも同行して出演している。
麻利央さんによると、87歳で悪性リンパ腫と診断されるも完治。だが、25年の年明けに肺がんが見つかった。年齢などを考慮し、積極的な治療ではなく経過観察をしながら家族と過ごす時間を優先。夏くらいからは痩せ、10月半ばには一時入院したものの、孫たちにも囲まれながら自宅で過ごしていたという。
麻利央さんは「父は寡黙で優しい人だった。芸能活動も派手ではなくても母と二人三脚で助け合っていた。母が亡くなってからも孫を父親代わりかのように可愛がってくれた。父には感謝の気持ちでいっぱいです」と心境を明かした。



