松本幸四郎(53)、長男市川染五郎(21)が12日、都内で、「秀山祭九月大歌舞伎」(9月2日~26日、東京・歌舞伎座)の取材会を行った。
「秀山祭」は、明治から昭和にかけて活躍した初代中村吉右衛門をたたえ、俳名「秀山」にちなんで題した興行。幸四郎の叔父で、21年に亡くなった2代目吉右衛門さんを中心に06年に始まった。
満20年を迎える「秀山祭」に向け、幸四郎は「(初代から)父(=松本白鸚)、叔父に伝わる演目が一番好き。自分が体現し、今のお客さまに共有していただきたい。芸の幅、心情を掘り下げる役作りが魅力」と話した。
染五郎は「昨年も大きなお役を勉強させていただきましたが、今回はひときわ特別な思いで臨みたい」とした。
昼の部は「ひらかな盛衰記」など、夜の部は「沼津」「一條大蔵譚」などで、いずれも初代、2代目が得意にした。幸四郎は「ひらかな盛衰記 逆櫓」の松右衛門実は樋口次郎兼光を初役で、染五郎は「一條大蔵譚」の大蔵卿に初役でつとめる。



