歌手氷川きよし(48)が15日放送のカンテレ「おかべろ」(土曜午後2時28分=関西地区)に出演。ポップス歌手を志すも、“おじいちゃん先生”の懇願で演歌の道に進んだことについて振り返った。

氷川は5歳の頃に初めて松田聖子のコンサートを見て「あまりにも衝撃的で。『松田聖子になりたい』と思ったんです」。

ここからポップス歌手を目指し、音楽スクールに合格するも、高額の月謝で断念。しかし、地元の高校に芸能コースが開設され「運命と思って…」と進学した。

生徒は100人ぐらいいたというが、招へいされた歌の講師は「おじいちゃん先生だったんです。初日、みんなポップス歌うんです。自分もポップス歌ってました。(先生に)『ワシは演歌しか教えきらん』って言われたんです。『あっ』ってなって…。100人中90人辞めたんです。ごっそり辞めて…」と諦める生徒が続出したという。

氷川も辞めようと思ったものの「おじいちゃん先生と目が合って、『山田くん、演歌を歌ってくれんかね』って泣きそうな顔で…」と懇願された。

氷川は「歌ったことがない」と断るも、「そこを何とか歌ってくれんかね、君はいい人そうだから、みたいな感じで言われて、残りました」と振り返った。

そこからは「勉強しました。いろんな演歌を片っ端から聞いて覚えて、おじいちゃん先生の前で歌って、おじいちゃん先生がものすごく喜んで『うまいじゃないか』って…」と、ほめられるように。

その喜ぶ様子に「かわいいと思って。おじいちゃん先生が。母性があふれまくっちゃって。それで歌おうかなと思って」と決意。

そこで演歌のオーディションなどを受けると「優勝したり、賞品とか賞金もらうんです。そうすると両親がものすごい喜んでくれて。そんなにうちは裕福な家庭ではないので。電子レンジが今までなかったのに電子レンジもらえたり、洗濯機が二層式だったのが全自動になったり。父母がもう喜んでくれて、『お前、演歌歌ってよかったな』みたいになって。『プロになれ』って父が言い始めて…」と、本格的に演歌の道に進むことになったという。