フリーアナウンサー膳場貴子は23日、MCを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演。

議長職や副議長職をめぐる「政治とカネ」問題で大混乱している福岡県議会で「県政のドン」といわれる蔵内勇夫議長が19日、公の場で初めて将来的な辞職に言及したことについてコメントした。

福岡県議会では14日、自民党県議団幹部に多額の現金を支払ったと証言し、「人の弱みにつけ込んだカツアゲ」などと金銭授受問題を主張する吉松源昭県議が、蔵内氏に対する議長職の辞職勧告決議案を提出。17日の臨時議会で採決される予定だったが、蔵内氏の秘書出身の林泰輔県議(自民)が緊急動議を出し、採決中止を主張。県議84人中49人が賛成に回り、自民県議団に加えて第2会派の民主県政県議団でも約半数が賛成に回り、採決は行われなかった。吉松氏は議会終了後、「民主主義の議会のやり方とは、到底言えないのではないか」と反発したが、蔵内氏は19日に取材対応した際、県政を混乱させたとして、「しかるべき時期に自ら判断をし、辞職したい」と、自ら議長職を退く意向を明らかにした。具体的な時期には触れなかったが、9月議会が一つのめどになるとみられている。

この日の放送では、1週間を振り返るコーナーの中で、蔵内氏の「議長職辞意表明」を取り上げた。採決の突然中止など臨時議会の混乱だけでなく、蔵内氏が「ドン」と呼ばれる背景などに迫ったほか、蔵内氏肝いりで「力の源泉」ともいわれる「ワンヘルス」事業をめぐる問題にも触れた。

膳場は「1人の自民党県議にこれだけ影響力が集中する。これって、背景にはやっぱり、自民党県議団に構造的、また組織的な問題はないのかなと思うんですが」とコメント。コメンテーターとして出演した法学者の谷口真由美氏が、膳場に見解を問われ「ドンと言われる人が(議長を)辞めたとしても、ドンをつくり出した構造はあるので、それ自体に手をつけないといけない。自浄作用はないんですかということと、福岡の人たちが本当に恥ずかしいということをおっしゃっているので、有権者のことも考え、しかるべき対処をちゃんとすることが重要かと思う」と訴えると、膳場は「引き続き、見ていきたいと思います」と応じた。