西島秀俊(55)が28日、都内で主演映画「時には懺悔を」(中島哲也監督)の初日舞台あいさつに登壇した。

同作は1人の探偵が殺された事件から始まる。真相を探る中で、9年前の誘拐事件で連れ去られた重い障がいのある少年にたどりつくことで、過去に傷を抱えた大人が今を必死に生きる小さな命に触れて惜しみない愛と生きる希望を見出すヒューマンドラマとなっている。西島は探偵の佐竹役を演じた。

同作について「映画はお客様に観てもらって完成すると言いますが、この映画は本当にそうだと思います」と切り出した。

スペシャルニーズという、支援が必要な障がいを持つ子供が出演する映画。西島自らマイクを持って客席に行き、観客に感想を求めると、実際に障がいを持つ子供を育てる方から「本当の、間違いのない幸せっていうものはないと痛感した。あの子たち(障がいのある子たち)にカメラが向いたことは本当に価値がある」と心からの感想を受け取った。

熱い思いを受け、西島は「素晴らしい感想をいただいて胸がいっぱいです。ありがとうございます」と思わず涙をこぼした。「この映画の登場人物は、小さな命のおかげで光をもらって人生が動き出します。この映画を観てくださった方の人生にも光が届くことを願っています」と言葉を絞り出し、メッセージを送った。