山下達郎やCHAGE and ASKA、MISIAらの活動に参加したキーボーディスト、アレンジャーの重実徹(しげみ・とおる)さんが亡くなったことが、13日までに複数ミュージシャンの公式アカウントなどで伝えられた。

シンガー・ソングライター東野純直は公式アカウントで「転機となった4枚目のアルバム、『Dreamboat』の方向性に大きな影響を与えてくれたアレンジャー『重実徹』さんがお亡くなりになりました」と報告。自身の作品への参加について「重実さんにしか創れない音がそこにはありました」と振り返り「Dreamboatでは、アイリッシュサウンドにチャレンジしましたが、1996年当時、ケルト笛奏者もいなければ、ケルト笛の音源もなく、尺八のピッチをあげてケルト笛に似せて創作したり、本当に楽しい日々でした」と回想した。また「若かりし頃、山下達郎さんのバンドに抜擢され、その才能はすぐに開花。MISIAさんの現場で長くバンマスを務め、近年も様々な現場で活躍していました。SAY YESのイントロの象徴的な美しいピアノは重実さんです。曲を聴く度に思い出します、、、。本当に残念です」と功績とともに惜しんだ。

ASKAは「重実徹君、びっくりだ。SAY YESのイントロ(ピアノ)を印象的にしてくれた。時が経つごとに人気曲になった『river』の編曲は重実君」と、チャゲアスのヒット曲の名演に感謝し「僕より1歳下。たくさん、お疲れ様だったね。ここ数年、本当に訃報が続く。そんな年齢なんだろうけどさ」とつづった。

90年代のテレビ東京系音楽バラエティー「タモリの音楽は世界だ」や、バンド「Nob Caine」で重実さんと共演したパーカッショニスト斉藤ノヴは「またも私の大好きなミュージシャン重実徹が亡くなりました…残念でなりません。ご冥福をお祈りします」と記した。

重実さんは1959年1月6日、東京生まれ。アレンジャ—としてはkiroroの「長い間」なども手がけ、映画音楽なども創作した。