女優中村ゆり(なかむら・ゆり、本名・中村友理)さんが9月1日に44歳で直腸がんのため死去したことを受け、芸能界にも15日、衝撃が走った。SNSなどを通じ、悲しみの声が寄せられた。
中村さんと35年来の幼なじみで、98年にテレビ東京系「ASAYAN」発のユニット「YURIMARI」でともにデビューしたMARI(44)は「最後まで弱音1つはかず、思いやりに溢れ、誰にも優しく強く美しい本当に素晴らしいゆりは愛する家族と親友たちに看取られて逝きました」と最期を明かした。さらに「出会ってからの35年分の思い出が毎日のようにかけめぐり まだそこにいるんじゃないか 声が聞こえてきそうな感じがして会いたい 話したい どこかにいけば会えるんじゃないかと毎日大きな喪失感にふと気付けば涙がでてくるという状態です」とつづった。
俳優鈴木亮平(43)は20年前に演技学校で出会い、14年のNHK連続テレビ小説「花子とアン」の前夫役など数多く共演。「強く柔らかく、誇り高く美しく、まさに百合のような人でした」と記した。俳優要潤(45)は25年10月期放送のフジテレビ系ドラマ「終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-」で夫婦役を務め「病気の残酷さを恨みます」。母役の女優風吹ジュン(74)も病気に関し「聞いても黙っていらしたので………。言いたくないのねと思い…深く聞けませんでした。静かで優しいすてきな女優さんでした」とした。
今年1月期放送のフジテレビ系ドラマ「119 エマージェンシーコール」で共演の俳優瀬戸康史(38)は「方言混じりの優しい声が聞けないなんて、ニカっと笑う顔が見られないなんて」。
俳優中野英雄(61)は女優になる前に自身の所属事務所斜め下にある飲食店でアルバイトをしていたころからの旧知の仲だったことを明かし「私が初めて作った映画[影に抱かれ眠れ]ではヒロインを受けてくれて素敵なお芝居を披露してくれたね あの撮影の時もいつか芝居しようねと約束しましたが叶わなくなってしまった 向こうで…必ず芝居しようね」と悼んだ。
映画監督の岩井俊二氏(63)は映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」で脚本兼監督を務めており「ウェディングドレス姿がほんとに美しかった」と振り返った。
時代劇「鬼平犯科帳」シリーズに、おまさ役で出演したが、同番組公式サイトでも「繊細な表現と凛とした佇まいで、おまさの強さと優しさ、そして胸の内に秘めた想いを丁寧に演じ、新たな『鬼平犯科帳』に欠かすことのできない存在となってくださいました」と追悼。主人公長谷川平蔵役の歌舞伎俳優松本幸四郎(53)も「いつも朗らかで、柔らかい雰囲気で佇んでいる周りをちょこちょこ動き回っている僕がいました」と悲痛の思いを言葉にした。
病気で入院するシングルマザー役でCM出演した生命保険会社「日本生命」も追悼コメントを発表。「撮影やイベントを通じて、素敵な笑顔と温かいお人柄に触れさせていただいたことを、私たちも大切な思い出として心に刻んでおります」と感謝した。



