スポーツ映像観戦の新しいカタチだ。8Kイマーシブ(没入型)ライブ技術を使った「URALAAライブビューイング体験会」が25日、都内で行われた。縦7メートル、横17メートルのLED3面マルチスクリーンで、バレーボールSVリーグを生中継した。臨場感あふれるライブ映像をお酒やグルメと一緒に提供した。参加者からは「迫力があってとても楽しかった」という声があがった。

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東京・虎ノ門のイベントホールが、直線距離で約500キロ離れた「大和工業アリーナ姫路」と一体になった。ホームのヴィクトリーナ姫路がPFUブルーキャッツ石川かほくを3-0のストレートで破ると、約120人の参加者から大きな歓声が上がった。

東京・世田谷区から家族3人で参加した野平(のびら)久志さん(51)は「最新のライブ映像がどこまで進化しているのか興味があって参加しましたが、想像以上でした」と興奮気味に話した。3面の大型マルチスクリーンに映し出される映像は相当な迫力。野平さんの娘和花さん(11)は「選手の表情が間近に見られるし、スパイクを打つ音も目の前から聞こえてとても楽しかった」と話した。

主催したURALAA株式会社の辻木勇二CEOは「映像に包まれ、その場にいるような感覚」を目指しているという。没入感のある独自のイマーシブ技術を駆使するだけではなく、一般の光回線を使用するなどして低コストを実現。また、普通の動画配信が実際とは30~50秒ほど遅れるのに比べ、遅延時間はわずか3秒。ほぼリアルタイムで体験することができる。

参加者はお酒やグルメを楽しみながら、思い思いに観戦。久志さんの妻麻衣さん(44)は「天候に左右されず、暑くも寒くもなく快適な環境で観戦できる。現地に行きたくてもいけないこともあるし、生観戦とテレビ観戦のいいとこ取り」と評価した。

米国ではすでに、ラスベガスのスフィアやロサンゼルスのCosmといった没入型ライブ映像施設が人気を博している。辻木CEOは「スポーツだけではなく、アーティストのライブなどにも広げていきたい」と意気込む。どこにいても「生」に近い興奮と感動を、快適に得られる時代がやってきそうだ。【沢田啓太郎】

◆URALAA株式会社(ウララ)ITテクノロジーで幸せになることを掲げて2019年11月、北海道・浦幌町で「フォレストデジタル株式会社」として立ち上げ。今年9月、現社名に変更した。東京・白金にショールームがある。辻木勇二代表取締役CEO。