女優酒井法子容疑者(38)が覚せい剤取締法違反(所持)容疑で8日夜に逮捕された事件で、警視庁組織犯罪対策5課は9日、酒井容疑者の本格的な調べを始めた。逮捕直後の供述には容疑の認否についてあいまいな点があるため、再度詳細に聴取し、行方不明になった3日以降の行動についても確認する。

 酒井容疑者は逮捕直後、「覚せい剤がわたしの部屋にあったことについては詳しく覚えておりませんが、わたしの部屋にあったとすればその通り間違いありません」と供述。部屋にあった覚せい剤が自分の所有かどうかは明確にしなかった。組対5課は、この点を聴取し、酒井容疑者が所持の容疑を認めているのかどうかを確認する。

 一方、逮捕容疑となったアルミ箔(はく)に包まれた覚せい剤は0・008グラムで、常用者が1回で使う平均量の約0・03グラムに満たない量だったことが判明。組対5課は、使用した残りだった可能性もあるとみている。

 [2009年8月9日11時16分]ソーシャルブックマーク