被ばく描写問題で注目される漫画「美味しんぼ」の原作者の雁屋哲氏(72)が22日、ブログを更新。同作の休載に関する事情を明かした。

 「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)4月28日号に掲載された「福島の真実篇」で、登場人物たちが福島第1原発を見学した後に鼻血を出すシーンなどが描かれたことに端を発し、「福島県への風評被害を助長する」などとして物議をかもしていた。小学館側は同作をしばらく休載することを明かしている。

 休載について雁屋氏は、「『美味しんぼ』の休載は、去年から決まっていたことです」とコメント。「今回色々な方が編集部にご意見を述べられていますが、そのようなことに編集部が考慮して、『美味しんぼ』の休載を決めた訳ではありません」と、休載の理由が一連の騒動によるものではないことを強調した。

 雁屋氏によれば、もともと「福島の真実篇」は単行本1巻分で収める予定でスタートしたそうだが、取材を重ねるうちに1巻分で済む内容でないと判断し、急きょ、2巻分の限界となる24話までで終わる予定だったという。

 また、休載の理由については、「休載は過去にも何度かあり、6カ月以上休載したこともあります。連載も長期化すると、原作者も、作画家も時に休みを取る必要があるのです」と、休養のためだとしている。