フジテレビは4日までに、放送中の連続ドラマ「外交官・黒田康作」(木曜午後10時)で、メキシコと在日メキシコ大使館に関し「誤ったイメージを提示した」として、HPに「ご迷惑を掛けた方々に心よりおわび申し上げます」との謝罪文を掲載した。3日放送の第4話でも、同様のテロップを流した。

 同ドラマは織田裕二が、09年の映画「アマルフィ

 女神の報酬」に登場した外交官黒田役で主演。大使館側は問題視した具体的シーンを提示しなかったが、劇中、メキシコ大使館員が日本の外務省に交通事故の処理を依頼したり、黒田が同大使館の人の出入りを監視するなど、大使館側にとって誤解を抱かれるシーンがいくつかあった。

 フジテレビによると、2日に在日メキシコ大使館から文書で、ドラマの1~3話の表現全般を通して、誤った印象を与えたとの抗議があったという。同局は「フィクションである一連のエピソードの中で誤解を与える表現があった」と、3日、大使館側に謝罪した。

 [2011年2月5日8時21分

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