本田望結(9)が、来年公開の映画「ポプラの秋」(大森研一監督)で初主演することが29日、分かった。本田の主演は、ドラマ、映画通じて初となる。

 同作は、「夏の庭

 The

 Friends」などの湯本香樹実氏による小説が原作。突然父親を亡くし、死への恐怖や心の不安を抱える7歳の主人公・千秋を演じる本田は「『しゅ、しゅっ、主演???

 えー望結ですか!?』ってほんとに、びっくりしました」と、初主演作決定の知らせに驚いた様子を振り返った。

 11年10月期の日本テレビ系「家政婦のミタ」での好演が、抜てきにつながった。日下部哲プロデューサーは「心情を表すのが難しい役。家政婦のミタで見せた演技力から、望結ちゃんしか考えられなかった」と起用理由を明かした。

 すでに始まっている撮影は、6月中旬まで岐阜・飛騨高山で続く。大森監督も「望結ちゃんはしっかりと役のキャラクターをつかんでいる」と早くも絶賛。本田自身は、フィギュアスケーターとしても将来を嘱望されているが、「撮影中は女優のお仕事に専念。全力で頑張ります」と集中して臨む。同作には、母親役で大塚寧々(45)、千秋と母が住むアパート大家のおばあさん役で中村玉緒(74)も出演する。