日本郵便は29日、2024年度の事業計画を発表した。人件費や物価の上昇、郵便物の減少が響き、純損益は165億円の赤字(23年度は84億円の黒字)の見通し。赤字は14年度以来10年ぶりとなる。総務省が同日計画を認可した。郵便料金の値上げや業務の効率化を進め、25年度の黒字化を目指す。

日本郵便は現在の郵便料金を維持した場合、急速な収支の悪化が見込まれるとして、10月に手紙やはがきを値上げする方針。(共同)