サッカー元日本代表MF中田英寿氏(47)がオーガナイザーを務める、日本食文化の祭典「CRAFT SAKE WEEK 2024 at ROPPONGI HILLS」が18日、都内で開幕した。

初日は「頑張れ、北陸!!の日」と題し、元日に発生した能登半島地震で被災した北陸の日本酒を飲んで酒蔵を応援しようと、北陸の酒蔵を集めてスタートした。

能登半島地震で被災した石川県白山市の車多酒造・車多慶一郎専務(26)は「震度6弱でけっこう揺れましたが、地盤が固かったので大丈夫でした」と発生当時を振り返った。施設は無事だったものの、酒造りに携わる蔵人の半数が能登から来ており、移住を余儀なくされた。被災した能登町の数馬酒造と珠洲市の櫻田酒造の委託醸造もしているが、「震災は時間がたつと忘れられていってしまう。お酒を味わって能登に思いをはせる、きっかけにしていただければ」と期待を寄せた。