世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つ「町石道」をたどる「高野参詣道町石道登山」が24日、7年ぶりに開催された。健脚自慢の参加者約1000人が和歌山県九度山町の慈尊院から約21キロ先にある高野山の聖地・壇上伽藍を目指した。

主催は、同県伊都振興局や周辺市町、市民団体などでつくる実行委員会。コロナ禍や天候などの影響で2020年以降、中止していた。

町石道は麓から高野山へ通じる7参詣道の表参道で、供養塔である五輪卒塔婆の形をした高さ約3メートルの石柱が約109メートルごとに180基並んでいる。普通に歩くと6~7時間程度かかる道で、かつての参詣者は並んでいる石柱に拝礼しながら歩いたと伝えられている。初めて参加したという和歌山市の医師岡野光里さん(26)は「昔の参詣者を思い浮かべながら最後まで頑張る」と話した。(共同)