福岡県議会の正副議長ポストを巡る金銭授受疑惑で、自民党県議団に所属する元議長の樋口明県議が2日、記者会見し、2017年の自身の議長就任前に、当時の県議団幹部から要求され、ゴルフ代や飲食代など少なくとも計約600万円を支払ったと明らかにした。「慣例に従った」と述べた。一連の疑惑に関し、実名での告発は3人目。
樋口氏は17年5月から1年間議長を務めた。16年4月以降、自民県議団幹部らによるゴルフ3回分と、飲食2回分を全額負担。うち1回のゴルフ会は参加しなかったが、代金として300万円を幹部に手渡したという。
議長就任のためではないと強調しつつ、応じなければ「おそらく議長就任は危ぶまれたのではないか」との認識を示した。支払いを求めた幹部の名前は明らかにしなかったが、県議会が設置した第三者委員会には「(幹部の)実名も含め、包み隠さず話す」と述べた。
告発のタイミングについて「大変遅くなった」と陳謝。当初は第三者委の調査後に公表する方針だったが、終了時期が不透明なため「これ以上先延ばしにすべきではないと判断した」と釈明した。議員辞職や次期県議選への不出馬は否定した。(共同)

