橋下徹・前大阪市長は2日、自身のツイッターで、学校法人「森友学園」の国有地取得問題に関し、「もし森友の学校運営に問題があればそれは府知事だった僕の責任でもある」とつづった。

 今回の問題について「記録が廃棄されていること、森友のトップが金で政治家を動かそうとしたことの2点で大疑獄事件と疑われるのは仕方ない」と言及。一方で、「(土地価格の大幅値下げの理由になった)ごみ廃棄費用が本当に8億円かかるなら大疑獄事件の可能性はほとんどなくなる」とも指摘した。

 籠池(かごいけ)泰典理事長が、自民党の鴻池祥肇元防災相や事務所と接触していたことに関連し、「森友の理事長の態度振る舞いからすればいろいろな政治家に働きかけをしているだろう」と、籠池氏が鴻池氏以外の政治家にも接触している可能性に言及。

 「廃棄費用が正当であってもその周辺で力のない政治家が、俺がやってやると金を受け取っている可能性はある」「ここは森友のあっせん贈賄、あっせん利得供与をきっかけに捜査機関が解明するしかない」とも述べ、捜査に委ねる選択肢にも触れた。