2020年東京五輪・パラリンピックの機運を高めるため、1964年東京五輪時に故三波春夫さんらが歌った「東京五輪音頭」を現代風にした「東京五輪音頭2020」のミュージックビデオ(MV)が4日、公開された。

 歌うのは3人の歌手。日本を代表する加山雄三(80)、石川さゆり(59)と、新進気鋭の竹原ピストル(40)。竹原は「よー、そこの若いの」という楽曲が住友生命CM曲となり、若者を中心に人気だ。

 歌詞も刷新した。元祖では「あの日ローマでながめた月が」と60年大会を示す歌詞だが、20年版は「リオデジャネイロでながめた月が」と変更。64年大会は秋開催で元祖の4番は「秋の空」「赤とんぼ」とあるが、新音頭は「夏の空」「蝉の声」に替えた。さらに5番が追加され「2020」を「フレフレ」と読ませ応援歌の要素も加えた。

 MVでは石川さゆりが、渋谷スクランブル交差点を再現した舞台に降り立ち、歌いながら舞い踊る。加山雄三は大会エンブレムをあしらった浴衣姿でエレキギターを弾いて盛り上げるなど、注目度は満載だ。

 動画は4日午前4時から視聴可能。https://www.youtube.com/tokyo2020