自民党の今井絵理子参院議員(33)が、今夏の内閣改造で副大臣や政務官に就任した十数人の同僚議員にビール券を贈り、公職選挙法違反の可能性が浮上していると、8月31日発売の「週刊新潮」が報じた。

 比例選出の今井氏にとって、全国の18歳以上はすべて有権者。相手が国会議員でも同法で金券や物品の寄付行為が禁じられた有権者に当たるためだが、今井氏は報道に対する見解を示していない。7月下旬には、政治活動費約720万円の架空請求問題で神戸市議の辞職に追い込まれた橋本健氏との不倫交際も報じられた。政治家としてのモラルの低さに、自民党内でも厳しく対処すべきとの声が出ている。