小池百合子東京都知事(65)が代表を務める「希望の党」は3日、衆院選の第1次公認192人を発表した。

 1次公認の192人は北海道から鹿児島県まで、全国規模に及ぶ。集中しているのは、小池氏のおひざ元東京や、神奈川、千葉、埼玉各県など首都圏。小池氏と対立関係にある候補者には「刺客」をぶつけた。

 立憲民主党代表に就任した埼玉5区の枝野幸男氏には、弁護士の高木秀文氏(44)、同党に参加した東京7区の長妻昭氏には、小池氏の懐刀で「都民ファーストの会」代表に就任した荒木千陽都議の父、荒木章博氏(63)が投入された。また石原慎太郎元都知事の長男、石原伸晃氏の東京8区には「希望」創立メンバーの木内孝胤氏が、前回の東京9区から鞍替えした。

 一方、都議会で連携する公明党の重鎮・太田昭宏氏の東京12区や、小池氏と関係良好な自民・鴨下一郎氏の東京13区には、現段階で対立候補はなく、若狭氏は「総合的に考えて調整する」。また、小池氏と深い親交があった故鳩山邦夫氏の長男、鳩山太郎氏が、東京2区で公認された。