東日本大震災で被災した宮城県石巻市桃浦で2013年から開催している「牡鹿漁師学校」(地元住民と筑波大学が運営する浜づくり実行委員会主催)は、第9回の「浜の学校」を12月2日から始める。

 「和船編」と題し、石巻市が保管している木造和船の文化を学び、継承について考える。昔から続く伝統漁法も和船を使って学ぶ。

 12月2~3日の「プログラム1」は和船の歴史、来年2月3~4日の「プログラム2」は和船の見せ方、同3月31日~4月1日の「プログラム3」は和船の活用がテーマ。参加費は各プログラムで1人5000円。公式ホームページ(http://hamatsukuri2013.sakura.ne.jp)の登録フォームから参加を申し込める。

 牡鹿漁師学校は、被災規模が大きかった牡鹿半島の桃浦で、漁師の後継者や移住者、交流人口を呼び込むために創設された。今後の牡鹿半島について、漁師が課題を提示し、参加者が地域に提案する学び合いの場となることを目指している。