2020年東京五輪・パラリンピックの大会マスコットが「未来ロボット型」のア案に決定した。全国にある小学校約28万クラス中、20万クラスが投票した「全国小学生総選挙」(22日締め切り)により選ばれ、大会組織委員会が28日、開票結果を発表した。得票数は10万9041票だった。

 ア案の作者は福岡県のキャラクターデザイナー谷口亮さん(43)。略歴は以下の通り。

 ◆谷口亮(たにぐち・りょう)1974年(昭49)9月5日、福岡県生まれ。日本の高校卒業後、97年に米カリフォルニア州のカブリオ大の美術学士を取得。帰国後にオリジナルキャラクターの制作を開始し、路上でキャラクターグッズを販売しながら人脈を培い、現在に至る。教育系出版社ベネッセで、「チャレンジタッチ」のナビゲートキャラ「ニャッチ」、小学生向け英語教材「BE-GO Step Up」のペットキャラクター「スタードッグ」、同教材「BE-GO Let’s Talk」の同キャラクター「ミスティックキャット」を手がけた。他にも松本伊代、早見優がメンバーの「キューティ☆マミー」の2枚目シングル「アイ・ワナ・ダンス」のCDジャケットのデザインを担当。「ジャパン・エクスポ・タイランド2016」のメインキャラクター「ゲン君&ムーちゃん」も制作。博多警察署・防犯協会の「いかのおすし」のキャラクターイラストも手がけた。福岡県在住。