最終候補3案による選考が行われていた2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの大会マスコットが2月28日、「近未来の妖精」をイメージし、大会エンブレムにもある市松模様を取り入れたア案に決定した。

 イ案の矢野花奈さん(25)とウ案の秋本早苗さん(50)は、ともに「3作品に残ったことが、うれしかった」と話した。インターネット広告会社・サイバーエージェントにイラストレーターとして勤務する矢野さんは「アは、かっこいいキャラ」と話す一方で「投票した小学生が大きくなって、少しでも3案を覚えててくれたらな」とも語った。主婦でフリーのイラストレーターとしても活動する秋本さんも「アのグッズを外国の人がたくさん買ってくれたら、私もうれしい」と、悔しさも見せずに笑顔で話した。