将棋の第31期竜王戦5組ランキング戦、藤井聡太六段(15)対阿部隆八段(50)戦が1日、関西将棋会館で行われた。藤井は2月17日の朝日杯オープン戦本戦準決勝で羽生善治竜王(47)、決勝で広瀬章人八段(31)を破り、15歳6カ月の最年少、中学生初となる棋戦(公式戦)優勝を飾り、中学生初の六段に昇段。公式戦67勝11敗。好調を維持し、現在は12連勝中だ。

 振り駒の結果、藤井が先手に決まった。午前10時、お互いに深々と一礼し、対局を始めた。

 藤井は本年度の対局数、勝数、勝率、連勝数は全棋士中1位。将棋界の記録の主要4部門となる4冠独占も視野に入っている。

 持ち時間は各5時間。夜には決着する見込み。