立憲民主党など野党6党は24日午前、国会内で福田淳一財務次官のセクハラ問題に関する合同ヒアリングを行った。

 野党議員らはこの日朝のぶら下がり取材で、麻生太郎財務相が福田氏の処分について「はめられて訴えているということも世の中にはありますから、双方伺った上じゃないと、なかなか決められないと思いますけどね」と発言したとして、撤回と謝罪を要求した。

 同ヒアリングは今回で7回目。出席した議員は、麻生氏のこの発言を被害者女性に対する「人権侵害」だと批判し、財務省に対し発言の真意を確認し、報告するよう求めた。

 ヒアリング前には、福田氏の辞任が閣議で認められた。立民の尾辻かな子氏は「処分もなく次官の辞任に閣僚全員がサインをした。このままではセクハラ容認政権と言わざるを得ない」と述べた。