自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は２９日、千葉市で行われた「ニコニコ超会議」の討論会で、自民党総裁選への出馬を促され、「そろそろ質問の時間ですから」と、かわす場面があった。

　テクノロジー（科学技術）と政治を融合した流れを「ポリテック」と自ら命名し、自民党内で積極的に推進していく考えを示した進次郎氏。ともに討論していた夏野剛・慶大特別招聘教授に、「ポリテックが、総裁選の１つのアジェンタ（公約）にならないだろうか」「進次郎さんが総裁選に出てもいいんだよ」と水を向けられたが、明確に答えなかった。

　「何か（ポリテックを浸透させるための）場をつくり、僕は前に出ないで、ベテランの方にトップになってもらい、僕が支えるというのもいい」などと、かわした。