関東地区の主要河川で夏の季語にもなっているアユ釣りが1日、解禁した。縄張りをつくるアユの習性をから「オトリ」と言われる生きたアユを泳がせて、体当たりをさせて釣る友釣りという方法が主流だ。

 東日本では、放流約8トンの栃木・那珂川で平日開幕にもかかわらず、約2000人の友釣りファンが訪れ盛況だった。前夜の降雨が影響して、午前中は川に濁りが入り、ほとんどが河岸から様子を見ている状態。大田原市の人気ポイント・町裏には100人前後が入川していたが「水温が冷たいかな。でも、いいんだよ。こうやって初日にサオを出せるのが楽しいのよ」と山形県から遠征してきた夫婦は笑顔をみせた。

 那珂川では地元漁協と大田原市観光協会が共催して、17日に女性だけのアユ釣り大会を企画。定員40人で今月10日に締め切る予定だったが、すでに50人が殺到した。観光協会の八木沢政和事務局長は「ある程度反響があるとは思ったが、こんなに好評とはびっくり。将来的には女性のアユ全国大会を開きたい」と話す。

 正午すぎから青空が広がり、濁っていた水況も回復したことで、オトリを追うアユが増え、掛かりも良くなってきた。地元の那珂川北部漁協では「1日が解禁でしたが、土日に一気に来場者が増えると見込んでいます。これからですね」と話していた。