史上最年少プロ棋士、藤井聡太七段(15)の「昇級昇段を祝う会」が10日、名古屋市内のホテルで行われた。約500人が参加した。当初は2月に昇段した「五段」を祝うはずだったが、異例のスピード出世を果たしたため、五、六、七の「三段分」を祝う会に変更した。
スーツ姿の藤井は笑顔で来場者をお出迎え。登壇すると「みなさんの期待以上の活躍をしたい」と初々しくあいさつした。祝う会実行委員会の尾崎行孝さん(65)は配布するパンフレットに「七段」などの文言を追加しながら、制作した。「棋士の昇段を祝う会はありますが、会の前に祝うはずの段を追い越した例は聞いたことがない。おそらく史上初でしょう」と話した。
2月1日付で順位戦C級2組で9連勝を決め昇級を確定させ、五段昇段。さらに同17日の朝日杯将棋オープン戦で優勝し、六段。そこから90日で「七段」に駆け上がった。
タイトル戦のうち、年内に挑戦者となる可能性があるのは竜王戦、棋王戦、王座戦の3棋戦。「タイトルはプロになったとき、遠い目標でした。距離を縮められた部分はある。東海地区にタイトルを持ってこられるよう精進したい」。異例のスピードで初タイトルを目指す。【松浦隆司】

