将棋の史上最年少プロ、藤井聡太七段(16)が11日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた第4期叡王戦段位別予選七段戦2回戦で木下浩一七段(50)を下し、タイトル獲得に向け、好発進した。通算86勝15敗。

 前期の四段予選は、梶浦宏孝(23)都成竜馬(28)佐々木大地(23)杉本和陽(26)と撃破。決勝トーナメント進出1枠の狭き門をクリアしたが、1回戦で深浦康市九段(46)に敗れた。七段昇段の今期は進出3枠と門戸は広いが、百戦錬磨のベテランぞろいで油断は禁物だ。

 藤井の次の対局は、24日に大阪市「関西将棋会館」で行われる棋聖戦予選の里見香奈女流4冠(26)戦。女流とは初対決となる。