宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、トヨタ自動車と共同開発する「有人与圧ローバー」(月面車)にタイヤメーカー大手のブリヂストンが参画することを発表した。

現地時間10日、米コロラド州で開催された「スペースシンポジウム」で明らかにされた。JAXAとトヨタは車内を与圧(加圧)して、宇宙服を装着しないで走行できる車の開発構想を3月に発表。元宇宙飛行士の若田光一JAXA理事は「月面を走行するのに接地体(タイヤ)は重要な技術のひとつ」とチームジャパンの月面車誕生に期待している。